私も50代、年齢的にも歯を大事にしようと気にしているので、予約を取って定期的に歯科医院に通っていました。
私の歯には、長年に渡る虫歯治療で何本も銀歯になっていました。
でも私ほどの年齢になると、話していると合間にキラッ!っと銀歯が見え隠れする人が多いんですよね。
だから私も、仕方ないよねって思っていました。
ところが、
頬の内側に違和感を感じ始めまして、それがなかなか治らなかったんです。
歯科金属アレルギー
総合病院の歯科で、診てもらう事になって恐る恐る行って診察してもらったら、頬内側の違和感は歯科アレルギーでした。
歯科金属が原因でアレルギーを引き起こしていたようなんです。
食べ物が美味しくないので落ち込みました。
食べれないって楽しみが減っちゃうんですよね…。
歯科金属を取り除く
こうなってしまった以上は、まず「アレルギーの原因になっている物がなんなのか?」
知ることから治療の第一歩となりました。
パッチテストをすることにより、原因を特定することになりました。
根本的な解決に向け進み始めましたが、その結果は…
結果は?
パッチテストを貼り付けた所が、赤くなってかゆみもありました。
原因は、歯科治療によく使われている二種類の金属に反応しているようでした。
長年の間に、多くの金属が入っていたので、お互いに反応し合って悪い症状につながっていたようです。
歯科金属に代わるもの
「じゃ〜何にするの?」ってなった時に、セラミックが代表的な物らしいんですけど、健康保険が適用されなくて自費診療になるので高額なんです。
金額との兼ね合いもあって悩みました。
良い物があっても自費診療となるとかなり高額で、すぐに「それにしてください!」とは言えませんでした。
キレイに見える物・強度のある物などある中で、費用のことも含めて先生と相談しながら1本ずつ金属を外して入れ替えて行きました。
健康保険が適用される物もあるにはあるんですが、先生から大臼歯だけは強いものがいいと言われて、ジルコニアにしました。
銀歯の数も多かったのですべて入れ替えるのに1年くらいかかりました。
今の口内状態
やっとすべての金属が取り除かれてから、半年くらい経ちました。
痛みや味覚もドンドン良くなった?って言うと残念ながらそうではありません。
しかし、金属が入っていた頃に比べたら少しは良いですね。
もっと変わるかな?って期待はしてたけど、そんなに急速に良くなるものでもないようです。
それは今までに先生と話す中で言われていたので、納得はしていたことなので受け入れています。
痛みは大分和らいだし、味覚も比較的良くて前のことを思ったら楽しく食べられるようになりました。
でも、体の疲れ方に合わせて波があるような気がします。
それは私の感覚的なものなのかな?人によって違いはあるかも知れません。
うまく向き合って行く為にできること
まだまだ生きている限り、このアレルギーとうまく向き合って行かなきゃならないと思うので、自分なりにできることを考えてみました。
- 金属を身に着けない
- 食べ物でも金属を含む物はなるべく控える
- ストレス、疲れをため込まない
最近は口の中の粘膜の痛みが強い時にはステロイドの塗り薬を使っているんだけど、結構効きます。
歯科金属アレルギーが原因でおきる体の不調
「皮膚炎」・「頭痛」・「肩こり」など、歯科金属アレルギーが原因で起きていることもあるらしいです。
私の年代だと、周りにも更年期の不調に辛い思いをしている人達がいます。
私もその内の1人なんですよ。
その不調の中にも、もしかしたら知らず知らずの内に、この歯科金属アレルギーが原因になっているものもあるのかも知れませんね。
えっ!?この皮膚の湿疹も原因はそれだったの?とか…
手の平や、足の裏に多く症状が出やすいようです。
長引く症状に悩んだり、辛い思いをしている人は調べてみるといいかも知れません。
同じ悩みのある方のお役に立てたら嬉しいです。