私の夫は精神障害者です。
人聞きは良くないですよね。
人がどんな風に思うかなんて気にしても、自分も家族も疲れ果てるだけです。
だったら苦しまない考え方を身に付けて行くしかないと思って、自分なりに歩いて来ました。
精神科で脳のバランスを治す
風邪ひいたら早目に内科に行くでしょ!心が疲れた時も同じように精神科に行きましょう。しかもできれば早めにね。
私の間違った思い込みで精神科って敷居が高い気がしてたんだけど、「皆さんはどうですか?」でも通院に慣れたら案外大丈夫でした。でもそこで色んな人間模様を見る事も
あります。
例えば待合室でずっとずっとしゃっくりが止まらない人。大声で叫んでいる人。
そんな人もいるけど、まあ、見慣れて来たらそれも個性って感じにさり気なく受け入れられるから不思議なんですよ。
精神って言うけど実は脳なんです。ストレスなんかでバランスを崩す人は脳が疲れているんです。
でも精神科は、よく眠れないって人もいっぱい来ている所ですよ〜。そんなに敷居は高く無いんです。私の中にあった偏見に気づく事が出来ました。
精神障害者を家族に持つと言う事
双極性障害の旦那さんに付き添って通院し始めてから、もう10年です。
これから先も続いて行くけど、クヨクヨしないで前向きに頑張るしかありません。
季節の変わり目とか何かの行事があって気に掛かってるとか、そんな時にバランスが崩れて行く事が多いです。
躁鬱病とも言って躁状態とうつ状態を繰り返すので、気分が上がったり下がったりします。
上がった時はイキイキしてやる気が出て元気そうに見えても、その時こそこの病気は注意が必要です。
家族が気に掛けて薬を増やして高まるのを落として行かないと、大興奮まで行ってしまって相当強い薬が必要になって来ます。でも、厄介な事に本人はむしろ元気が出て来たと感じているくらいなので、「そんな事は無い!」とか言いますけどね。
家庭では人に言いたくない事も色々起きました。
たとえば薬の副作用でフラフラになる事もあるし気持ちの高まりから喧嘩になったり、言い争いは日常茶飯事に起きて、家族も苦しみます。
どうせ一回生きるだけ、苦労も笑い跳ばそう!
主人が病気で仕事も出来なくなってから、家計も苦しくて私が働かなきゃ食べる事さえ出来なくなりました。
辛い・・って思った日もあるし、逃げたい・・って思った日も何度もありました。
でもどっちみち終わって行く事なのです。
誰でも1回生きるだけなのですから。
今はもう病気でこの世を去った父が、亡くなる前病院にお見舞いに行った時、私に言ってくれた言葉に救われる思いがしました。
「お母さんは家の太陽だから、いつも笑っていないと子供が不安になるよ!」
この言葉は今も私の心の中で大切にしています。
確かにそうです。笑顔って相手の事も幸せに出来てしまう力がありますね。
泣きたい時ほど意識的に笑うことが、苦しまない考えを導いていくのだと思います。
これからも私はこの家の太陽でいるために、頑張ります。
まとめ
幸せは自分から呼び込むもので、誰かにもらうものではないと思います。
幸せだから笑顔になれるんじゃなくて、笑顔でいるから幸せな事が増えるんです。
今日が何とかなったなら、また明日は明日の風が吹いてくるはずです。
そんなに悪いことばかりはないと信じて、苦しまない様にしていきたいです。